大切にしていること

目次

クリニックコンセプト

基本理念

「人からしてほしいと思う通りに、人にもしなさい」

この言葉を、私は歯科医療の基本理念として大切にしています。

もし、自分自身や自分の家族が治療を受けるとしたら。

どのような歯科医療を受けたいと思うだろうか。

できるだけ自分の歯を残したい。
なぜ治療が必要なのかをきちんと知りたい。
急いで治療されるのではなく、時間をかけて相談したい。
治療した歯を、できるだけ長く大切に使いたい。
目の前の患者さんの立場に立って考え、
自分自身や家族が受けたいと思える歯科医療を、一人ひとりに丁寧に提供すること。

それを、私の歯科医療の基本として大切にしています。

そよかぜ歯科を開院するまでの道のり
私が大切にしていること

私が歯科医師になった理由

私が歯科医師を目指そうと決めたのは25歳の時でした。

子どもの頃から歯科医師になることを考えていたわけではありません。

工業高校の電子工学科を卒業し、自動車にステッカーを貼る仕事、製本機械や家電、OA機器などの修理・メンテナンスの仕事をしていました。

振り返ってみると、私は昔から物を作ることが好きでした。

プラモデルやラジオの製作、革細工。
細かなものを組み立てたり、緊張しながら丁寧に仕上げたりすることが好きでした。

25歳の頃、仕事を失ったことをきっかけに、これからの人生について真剣に考えるようになりました。

「手に職をつけたい。一つの仕事を身につけて、一生続けたい。」

そう考えて、歯科医師を目指すことにしました。

父と、弟との時間

私の父は外科医でした。

私が小学5年生のとき、父は通勤途中の交通事故で亡くなりました。38歳でした。

父は仕事が忙しく、夜遅く帰宅して朝早く出勤する生活でしたが、休みの日にはドライブに連れていってくれる、無口ですが優しい父親でした。

父を亡くした後、弟と過ごす時間が増えました。

弟は心臓病を抱えていましたが、家でゲームを考えて作るのが好きでした。

私も物を作ることが好きだったので、二人でいろいろなゲームを考え、工夫しながら遊びました。弟と一緒に考えて作ったコマ野球盤。コマは今でも残っています。

振り返ってみると、「考えて、工夫して、形にする」ことが好きだったことは、歯科医師になる前から私の中にあったものなのだと思います。

「上手な歯医者になれ」

歯科医師を目指すことを決めた頃、弟にそのことを話しました。

「歯医者は多いみたいなんだよね」

そう言うと、弟は、

「歯医者は多くても、上手な歯医者は多くないだろう。
歯医者の人数は問題ではない。
上手な歯医者になることが大事だ。」

と言いました。

そして、

「今度の受験で合格だ。」

と。

その後、弟の病状が悪化し、私は受験勉強を中断して弟のそばにいる時間が増えました。

2000年8月2日、弟は亡くなりました。

突然の出来事に、私は目標を見失いました。

医療そのものに不信感を持った時期もありました。

それでも、母や親戚と話す中で、今回の経験だけで医療全体を否定するべきではないと思い直しました。

そして、弟の言葉をもう一度思い出しました。

「今度の受験で合格だ。」
「一生使える資格をとれ。」
「上手な歯医者になれ。」

2001年、朝日大学歯学部に入学しました。

大学の先生方、友人、家族、親戚など、多くの方に支えていただき、歯科医師になることができました。

歯科医師になって感じた疑問

歯科医師になってからは、とにかく技術を身につけたいと考えていました。

いくつもの歯科医院で働き、インプラント、コンポジットレジン、義歯など、さまざまな治療を学びました。

その一方で、臨床を続ける中で、次第に疑問を感じるようになりました。

小さなCRが外れる。
インレーが外れると、その内側が大きくむし歯になっている。
再治療を繰り返すたびに、人工物が少しずつ大きくなっていく。

「何とかならないのだろうか」

そう思うようになりました。

歯科医療では、歯を削る治療をしなければ収入につながらないという現実もありました。

「これは何かおかしいのではないか」

そんな違和感が、少しずつ大きくなっていきました。

「できるだけ歯を削らない」という考え方

あるとき、MI(Minimal Intervention)について書かれた本を読みました。

できるだけ歯を削らず、残せるものは残していくという考え方です。

さらに歯科雑誌の記事をきっかけに、ドックベストセメントについて知り、講習会に参加しました。

そこで、軟化象牙質を一部残しながら歯髄を保存する症例を見ました。

歯を長く使うために、できるだけ削らない。

それまでの私には想像もつかなかった歯科医療でした。

その後も学びを続ける中で、虫歯が発生するメカニズムやDFT、歯科疾患と全身との関係について知りました。

そして、歯だけを治療していても十分ではない。

食生活や生活習慣、日々のメンテナンスも含めて考えなければ、歯を守ることはできない。

そう考えるようになりました。

私が考える「上手な歯医者」

弟が言った「上手な歯医者になれ」という言葉を、私は今も大切にしています。

歯科医師は、言葉だけで仕事をすることはできません。

失った歯をどれだけ適切に補えるか。
違和感の少ない噛み合わせをつくれるか。
入れ歯で、家族と一緒に食事を楽しめるようにできるか。

そうした技術は、これからも追い求めていきたいと思っています。

しかし、歯科医師として経験を重ねる中で、もう一つ大切なことに気づきました。

それは、

そもそも歯を悪くしないように導くこと。

そして、

できるだけ天然の歯を削らず、その人自身の歯を長く使えるようにすること。

です。

患者さんにとって、一番良い歯は、やはり自分自身の天然の歯だからです。

「自分の医院で、この治療をしたい」

勤務医時代には、講習会で学んだことを実践できないこともありました。

自分では歯を残せる可能性があると思っていても、医院の方針によって別の治療を選択することもありました。

「自分で開業していたら、別の方法で治療できるのに」

そう思うことが何度もありました。

また、保険診療では時間の制約があり、患者さんのために十分な時間を使うことが難しいと感じることもありました。

患者さんのために時間を使い、丁寧な治療を行いたい。

そのためには、自分で医院をつくるしかない。

そう考えるようになりました。

勤務医時代、小峰先生の著書『名医は虫歯を削らない』に、私の名前を掲載していただいたことがありました。

ある日、その本を読んで、私を指名して来院された患者さんがいることを知りました。

「できるだけ歯を削らない治療を受けたい」と、本を買って私のところまで来てくださった。

そのことに驚きました。

そして、

「そういう患者さんを、自分の医院で診たい」

と思いました。

これも、開業を決意する大きなきっかけになりました。

試行錯誤の中で変わったこと

開業してからも、最初から現在の考え方にたどり着いていたわけではありません。

ドックベストセメントについても、実際の臨床でさまざまな経験をしました。

セメントを使えば、それだけで歯を守れるわけではない。

患者さん自身の生活習慣や日々のメンテナンスが、とても重要です。

現在は、特定の材料に頼ることよりも、

虫歯ができる原因を考えること。
生活習慣を見直すこと。
日々のメンテナンスを続けること。
必要な治療を適切に行うこと。

を大切にしています。

歯科医療は、学び、経験する中で、自分自身の考え方も変化していくものだと思っています。

そよかぜ歯科のあゆみ

2017年6月から診療してきた横浜市鶴見区のそよかぜ歯科は、2027年3月末をもって現在の場所での診療を終了します。

そして、2027年6月より、自宅1階を診療室とした新しいそよかぜ歯科を開院する予定です。

これまで診療を続ける中で、2024年頃から自由診療の割合が特に多くなってきました。

その中で、

「自分が本当に提供したかった歯科医療は何だったのか」

を改めて考えるようになりました。

そして、これからは一日の診療人数を基本3名とし、お一人につき約2時間をかけて診療する、自由診療専門の医院にすることを決めました。

時間に追われることなく、お一人おひとりの口腔内を丁寧に診る。

なぜ現在の状態になったのかを考える。

必要な治療について一緒に相談する。

そして、治療後もできるだけ良い状態を維持できるように考える。

そのための時間を、きちんと確保したい。

それが、新しいそよかぜ歯科をつくる理由です。

一過性の処置ではなく、
生涯を見据えた本質の歯科医療を。

私が目指しているのは、単に高価な材料を使った治療ではありません。

診査、診断、治療、噛み合わせ、生活習慣、そして治療後の維持までを含めて考えること。

できるだけ天然の歯を大切にすること。

必要なときには、失われた機能を適切な技術で補うこと。

そして、患者さん自身が自分の歯や身体を大切にできるよう、一緒に考えていくこと。

それが、これまで歯科医師として歩んできた私が、今、大切にしている歯科医療です。

治療する側と受ける側が、お互いに時間を取り分けて向き合う。

事務的にならず、かといって馴れ合いにもならず、安心して自分の気持ちを話せる。

そんな家庭的な雰囲気も大切にしたいと思っています。

そしてこれからも、

「上手な歯医者になれ」

という弟の言葉を胸に、技術を磨きながら、できるだけ患者さん自身の歯を守ることのできる歯科医師でありたいと思っています。

そよかぜ歯科 院長 恒川浩隆

院内に飾っている一枚の絵

院内には、弟が亡くなる約1か月半前に描いた夕日の絵を飾っています。

病気と向き合いながら、必死に生きていた頃の一枚です。

私にとって大切な絵なので、これからもそよかぜ歯科に飾っておきたいと思っています。

当院の特長

歯をできるだけ長く残し、これからも自分の歯で食事を楽しんでいただくために。
そよかぜ歯科では、診断から治療、そしてその先の健康まで、一つひとつのことを大切にしています。

特長1 DFT理論と体内栄養 「なぜむし歯になったのか」を考える。
特長2 精密保存治療 できるだけ歯を削らず、歯を残す。
特長3 精密補綴治療 見た目だけでなく、自然に使える歯を。
特長4 精密義歯 入れ歯でも、普通に食事を楽しみたい方へ。
【当院のポリシー】インプラント治療を行わない理由

診療の流れ

初診から治療、メインテナンスまで

そよかぜ歯科では、まず現在のお悩みやご希望を伺い、お口の状態を丁寧に確認します。
検査結果をもとに治療方法をご説明し、ご納得いただいてから治療を開始します。

STEP 01

ご予約・事前Web相談

まずは、ご予約ください。

当院は完全予約制・事前デポジット制です。
ご来院前に相談したい方には、Webでの事前相談もご用意しています。

事前Web相談はこちら 予約メニューの詳細(事前相談)

初診予約はこちら 予約メニューの詳細(初めての方)

STEP 02

初診カウンセリング

まず、お話を聴くことから始めます。

お口のお悩みやこれまでの治療経験、ご希望などを丁寧に伺います。
「どうなりたいのか」を一緒に確認する大切な時間です。

過去のレントゲン写真や参考になる資料などがあれば、お持ちください。

STEP 03

精密検査・診断

現在のお口の状態を詳しく確認します。

拡大鏡やマイクロスコープなどを用いて、お口の状態を確認します。
必要に応じて、レントゲン・CTなどの検査も行います。

「どこが悪いのか」だけでなく、なぜそうなったのかを考えながら診断します。

STEP 04

治療計画のご説明

治療内容と費用をご説明します。

検査結果をもとに、現在の状態と治療の選択肢をご説明します。
治療期間や費用についてもお伝えします。

その場ですぐに決めていただく必要はありません。
ご家族ともよく相談し、納得してから治療を始めてください。

STEP 05

精密治療・メインテナンス

ご納得いただいた治療を、丁寧に行います。

治療内容に合わせて十分な時間を確保し、一人ひとりの状態に合わせて治療を行います。

治療後は、ご自身でお口の健康を維持できるよう、必要に応じてメインテナンスや生活習慣についてもお伝えします。

できるだけ歯科医院に通わず、ご自身の歯を長く守っていけること。
それも、そよかぜ歯科が大切にしていることです。

ご予約前にご確認ください

香り・喫煙について

当院には、化学物質や香りに敏感な患者さんも来院されています。
院内環境を守るため、以下についてご理解とご協力をお願いしています。

喫煙されている方
現在喫煙されている方(加熱式・電子タバコを含む)は、受診をご遠慮いただいております。

香水・柔軟剤などの強い香りについて
香水、香りの強い柔軟剤・洗剤・整髪料などの使用はお控えください。
来院時に強い香りが確認された場合は、診療を延期させていただく場合があります。

皆さまが安心して診療を受けられる環境を維持するため、ご理解とご協力をお願いいたします。

診療設備のご紹介

丁寧な診療を支えるための環境

当院では、一人ひとりのお口の状態を丁寧に確認し、必要な治療を行うために、各種の診療設備を整えています。

設備そのものを目的とするのではなく、より丁寧な診療を行うための環境の一つとして活用しています。

デジタルマイクロスコープ・拡大鏡

お口の中を拡大して確認し、肉眼では確認しにくい細かな部分まで観察しながら診療を行います。

診断や治療内容に応じて、デジタルマイクロスコープと拡大鏡を使い分けています。

診療環境を支える「スペースライン」

患者さんが落ち着いて診療を受けられること、そして術者が無理のない姿勢で診療に集中できること。

当院では、こうした診療環境を大切にし、モリタ社製ユニット「スペースライン」を採用しています。

診断・治療を支える設備

CT・X線撮影装置

必要に応じて、歯や顎の状態を詳しく確認するために使用します。

口腔内スキャナー・フェイススキャン

お口の状態をデジタルデータとして記録し、治療に活用します。

レーザーう蝕検査器

むし歯の状態を数値で確認するための検査機器です。目視やX線による診査と組み合わせ、治療が必要かどうかを判断する際に活用しています。

清潔な診療環境のために

治療に使用する器具は、器材の種類に応じた滅菌処理を行い、清潔な状態で使用しています。

また、診療環境の衛生管理にも取り組んでいます。

その他

このほか、診断や治療の内容に応じて、レーザーや根管治療関連機器をはじめ、各種の検査・治療機器を適切に使用しています。

アクセス

2027年6月1日より移転開院
2027年3月31日までは横浜院で診療します。

【住所】 252-0225神奈川県相模原市中央区緑が丘2-32-12

【最寄り駅】 JR横浜線「淵野辺駅南口」より

 タクシー約15分 、バス淵36 和泉短大前下車、徒歩8分 約25分

【お車でお越しの方へ】 駐車場はございますが、台数が限られているため、事前にご連絡ください。

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